Beautiful sky love~空の上で誓う愛~
「いやいや冷泉機長、見られているのはあなたですよ?お気づきにならなくて?」

「いや、私も見られているのは分かっていますよ。なにせパイロット服は目立つのでね。でも、貴女も相当いろいろな方に見られていますよ?クルーたちにも。」

『見てみて、あのお姉さんかっこいい!』

『うわっCAってそそるな。俺次の彼女CAにしよっかな。』

『モデルさんかな?背が高くてきれいな人ね。』

『あのカップル素敵!』

言い合いをしているそばからこんな会話が聞こえた。今までまさか私のことだと思っていなかった。

「でも、私のことをよく知らないお客様だけですよ。」

「そうかな?ほら、」

「?」

何だろう?

『あの、天野先輩、今日のフライト頑張ってください!』

「う...うん。あ..りがとう。」

『天野さん、私天野さんのフライトのGSなんですけどご迷惑をお掛けしないように精いっぱい頑張ります!』

「う..うん。でも、少しは肩の力を抜いてね。いつもありがとう。感謝してます。」
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