永遠を約束するのは、夢の世界で
「待って!蒼くん、今何したの!?」

「何ってキス?写真見てみたらわかるよ」

顔を真っ赤にし、驚く夢芽が可愛くて蒼は笑ってしまう。夢芽は頬にキスをされている写真を見て体を震わせた。

「何これ!付き合いたてのカップルがプリクラで撮ったみたいな写真!消していい?」

「ええ〜?せっかく撮ったのに?だったら僕に送ったからにしてよ」

「絶対ダメ!蒼くんのことだから、絶対に待ち受けとかにするんでしょ?」

「何でわかったの?エスパー?」

そんなことを話しながら二人は歩く。気が付けば二人の離れていたはずの手はまたつながれていて、指を絡め合わせている。

こんな風にこれから先もずっと笑っていけるようになりたい……。だから、頑張らないと!

隣で笑う夢芽を見て、頑張れと蒼は自分で自分を鼓舞した。



レストランで昼食を済ませてからも、二人は休むことなく遊び続ける。

ミニーマウスに会えるスタジオで一緒に写真を撮ったり、イッツ・ア・スモールワールドやスプラッシュ・マウンテンなどのアトラクションを午後からも楽しみ、パレードを見てはしゃいだりした。
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