俺様な幼なじみは24年前の約束を忘れない
エピローグ
*◇*◇*
それから4年の月日が流れた。
私は、柳田莉子になり、今も「つぼみ文庫」で楽しく仕事をしている。
つぼみ文庫は、タウン誌で取り上げられてから、来てくれる人が大幅に増えた。
丸ちゃんの料理も評判で、ランチだけを目当てに来る人もいる。
アルバイトを雇う余裕もできて、私は司書の仕事に専念していた。
仕事の空き時間には本を読み、選んだ本を、念願だった「莉子のオススメ図書」として壁に貼り出す。
それは季節毎に更新して、大満足の日々だ。