恋を叶える魔法の呪文
最初に夏津樹たちがやって来たのは、あの恐竜映画のジュラシック・パークのアトラクションだった。ジュラシック・パークにはジェットコースターかボートという二つのアトラクションがある。

絶叫系が苦手な人はボートの方へ向かい、夏津樹と愛梨、そして数人がザ・フライング・ダイナソーの方に並ぶ。このアトラクションは、ジェットコースターはジェットコースターでも、恐竜につかまれて全身剥き出しの状態でパーク内を駆け巡ることで有名だ。

「わくわくするね!」

ジェラシック・ワールドを生物の時間で見て気になってたアトラクションなんだよね、と楽しそうにする愛梨の横顔を見て、夏津樹の胸が高鳴る。

二人は待っている間、ジェラシック・ワールドの映画の話や恐竜の話をして順番を待った。その時、夏津樹はふと思う。

周りから俺たちは付き合っていると思われているのかな?そうだとしたら嬉しいなと。



「やっぱり、自分がホグワーツに入学できるとしたら、寮はグリフィンドールに入りたいな」

「わかる!ハリーやロンと談話室で話したいし、ハーマイオニーに勉強教えてもらいたいよね〜」
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