恋を叶える魔法の呪文
友達の言葉に愛梨が「いいの！？」と驚く。しかし、その目はとても嬉しそうにしていた。夏津樹もドキドキしている。

「うん。行って来いよ！ここから別行動な！」

友達が言い終わる前に、夏津樹は愛梨に手を掴まれていた。

「行こう！」

「うん！」

愛梨の一番はしゃいでいる姿に見惚れつつ、掴まれた手をずっと離してほしくないと夏津樹は思いながらウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターへと向かった。



「わあ……！」

ハリー・ポッターエリアに到着すると、愛梨が目を輝かせる。夏津樹もずっと来たかった場所に来ることができ、「すごい！」と声に出していた。目の前にはホグズミードがあり、多くの人で賑わっている。ハリー・ポッターのコスプレをしている人もいた。

二人をホグワーツ特急が出迎え、人が集まって何やら呪文を唱えている。

「そっか。魔法の杖を買うと魔法が使えるんだっけ」

夏津樹が言い、「買ってみようかな」と愛梨が言う。夏津樹も「じゃあ俺も」と言い、杖が売られている場所へと向かった。
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