トンネルの向こう側
「あら治療になるけど、さやかちゃんとヒロが付き合って、ヒロがさやかちゃんを守るしかないかもな!」

「そのトモキには彼氏いないフリして、
トモキが、転勤したのを狙ってさやかと将大さん2人が結婚するとか?」

「付き合ってもないのに… 結婚…」

「でもさ、トモキはさやかのマンションの場所を知ってるよな?」

「うん。何回か送ってもらったから…」

「真実がバレてないと思っているトモキが、さやかの彼氏が誰なのか探すと思うな!」

「じゃあ とりあえず、
トモキから今度連絡がきたらさやかちゃんは彼氏が出来たと報告する?」

「さやかに何かあったら嫌だから、俺が友貴に言います!」

「イヤ!待てヒロ! やっぱり黙ってろ!
真実がバレた事がわかったらヤバイからさ。
みんなもさやかちゃんと将大の事は内緒にしてさ、そのトモキが諦めるまで、
俺がさやかちゃんの偽物の彼氏役しても良いし」

「あの〜、さやかも将大さんも付き合う方向で良いんだよね! 
ココは外せないポイントだからさ〜!」

「え! あ、」
さやかは真っ赤な顔で、将大をチラッと見て俯いた。

「約3年も遠回りさせられたわ。
さやか! ずっと好きだ!
結婚を前提としてオレと付き合って!
お願いします!」

将大も真っ赤になり、照れていた…

「ハイ。宜しくお願いします…」

尚美、有紗
「きゃ〜! さやかおめでとう!良かったね!」

パチパチパチパチ

なんかわからないが、みんなの前で長年片想いしていた将大と付き合うことに…

恋人! 結婚を前提…婚約者! ぎゃあ!

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