トンネルの向こう側
「うん。似合ってる。明日からしてよ!」

「うん。 私のプレゼントはお揃いにしたの。」
さやかが将大に渡す。

革製のキーホルダーで名前を金色で刻印されている。

「開けるな! おお、ありがとう。
俺も大事に使うな!俺は黒でさやかは?」

「私は、赤にしたんだ〜 ホラ。」

「ありがとう。チュ!」
さやかは不意打ちのキスに真っ赤になった。

「クスクス。 母さんが風呂上がったら次は、さやかが入りなよ。」

「うん。 そうするね。
将大、プレゼントありがとう。凄く嬉しい。」

将大は、またさやかをぎゅーと抱きしめて

「リビングに戻ろうか。」

「うん。テーブルも片付けなきゃね!」

こうして、2人は23歳の誕生日をお祝いした。

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