トンネルの向こう側

翌日、恭一さん、将大、尚美、有紗、私のグループメッセージに恭一さんからみんなで情報共有という事で、
昨日の友貴の行動がメッセージに入った。

朝食後に将大がお母さんと、私に

「母さん、さやか。
あのさ、今週末の日曜日にさやかのご両親に俺、結婚を前提にお付き合いしてると、挨拶させてもらおうと考えてる。
結婚のお許しの挨拶はまだだけど…
何か、きちんとしとかないと、いけない気がするんだよ。」

「さやかちゃん、どう? 普通はプロポーズをしてから挨拶するけど、
昨日の話しもあるし…そうしたらどうかしら?」

「はい。私もそう思います。
本人たちも両家の親たちも認めていたら、友貴も諦めると思うし…」

「じゃあさ。さやか、お父さんとお母さんに都合を聞いてみてくれるか?
そして土曜日もウチに泊まるようにして、日曜日ここから2人でさやかの家に向かおうよ。」


「うん。 親に聞いてみるね! 」

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