トンネルの向こう側
無事自宅マンションへ帰宅したさやか。

将大にマンションに着いた連絡をする。

私は1人で夕飯を食べ、お風呂に入ってからお母さんに電話した。

〜…〜…

江口 好子
「もしもし。さやか。
メール見たけど会わせたい人って、彼氏?」

「うん。高校の時の同級生でね。
結婚を前提に付き合う事になったの…
結婚の許しではなく、
お付き合いを認めて欲しいから…
お父さんとお母さんに挨拶させて欲しいって言ってるの。」

「そう。名前と、仕事は?」

「名前は、河田 将大〈かわだ まさひろ〉
仕事は調理学校出て洋食屋さんの店長さん。」

「親御さんは何してるの?」

「お父さんは去年亡くなられて、今はお母さんと暮らしてて、
お母さんも将大のお店でパートしてるよ。」

「お父さんも大丈夫だって言ってるし、お兄ちゃんも、その日は家にいるって言ってたよ」

「え〜、お兄ちゃんも〜」

「ハハハ。まぁ、お兄ちゃんはシスコンだから〜何時に来る? お昼ご飯を食べながらはどう?」

「じゃあ11時に着くようにコッチ出発するし、車で行くからよろしく〜」

「ハイハイ。 じゃあね。
あ! さやか! お誕生日おめでとう!」

「ありがとうお母さん。じゃあね!」 ピッ!

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