トンネルの向こう側
「私は、結婚を前提のお付き合い 賛成!
もし、何かあってもプライドを捨ててでもさやかを守ってくれると思うから。」

「河田君は、こちらにはもう実家もないのかな?」

「はい。でも親戚はたくさん住んでます。」

「そうか。君は努力家だし、誠実だ。
普通は、自分を良く見せようとするのに良く話してくれたね。私も賛成だよ。」

「ありがとうございます! 
さやかさんを大切にすると約束します!
本当にありがとうございます。」

「ありがとうお父さん、お母さん。
お兄ちゃんは? 将大は努力したんだよ…
ただの学生だったのに… お兄ちゃん…」

「あ〜、わかった! 認める!」

「お兄さん!ありがとうございます。」

さやかと将大は顔を見合わせて、微笑んだ。

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