トンネルの向こう側
尚美と有紗も玄関で待っててくれた。

「「さやか〜!おはよう。
恭一さん。おはようございます。」」

「おはよう!尚美ちゃん、有紗ちゃん。さやかちゃんを頼んだよ。じゃあね〜」
車は発進して行った。

「朝から眼福だわ〜」

「おひさまより、輝いてるもんね。ハハハ」

「2人とも本当に、ありがとう。」

「私たちが会社では、守るからね!」

「そうそう! 朝はいないみたいだよ!」

「朝は会社に向かってるしね〜。
ところで、土曜日の買い物に将大さんのお母さんも一緒って? 」

「うん。当分の間といっても洋服が足りない話しをしたら、将大が土曜日に尚美と有紗との買い物にお母さんを連れていって買って貰えばなんて言ったら、
お母さんが、女の子たちと買い物できるって喜んでね〜、頼まれちゃって…」

「ああ〜 男の子とは買い物なんて行かないもんね〜」

「じゃあさ、ケーキの美味しいお店とかも一緒に行こうよ〜」

「ありがとう! お母さん喜ぶと思う!
こっちに来てから駅前くらいしか買い物してないみたいだし、
いろんなところを連れて行ってあげたいなぁ〜」

私たちは、そんな話しをしながら更衣室で別れた。

< 168 / 257 >

この作品をシェア

pagetop