トンネルの向こう側
目覚め
すると、バタバタと看護師さんやお医者さんが私のところへ来た。

腕をとり脈拍を測っているみたいだ。

お医者さんらしき男性は、将大を指差して
「この男性がわかりますか?」と聞いたので頷いた。

「江口 さやかさん。あなたは1ヶ月以上意識不明だったんですよ!」
さやかは え! っと言葉にならない声を出した。

医者
「河田さん、これから、江口さんの医療器具など外しますので、廊下でお待ち下さい」

「はい。さやか…良かった。」

私はいろんな器具を外してもらい。
生き返った気分になった。

医者
「あとでまた来ますが、先に河田さんを呼びますね! 待っててね!」

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