トンネルの向こう側
立派なマンションにビックリしている恭弥。
リビングのソファーに、
ホットミルクと、あんぱんを出してくれた。
「きっと、これからの君を助ける事が出来るから、君の事を教えてくれる?」
恭弥は、岡部を見て一目で信用できる人と思い、頷いて今までの家庭環境を話した。
岡部は涙ぐみながら、
「辛かったな、 良く1人で頑張ったなぁ、」
と、俺の頭を撫でてくれた。
俺は 心が溶かされる感覚になり、岡部さんに縋ってワンワン泣いた。
岡部さんは、ずぅーと頭や背中を撫でてくれた。
「助けてくれて、本当にありがとうございました。明日、出て行きますから…」
「え! ちょっと待って!
あのチンピラ達が待ち伏せしてるかもしれないから、店や寮には戻っちゃダメだ!」
「でも金がないから、店から給料貰わないと…」
「俺は、行かせないよ! 金なら貸す!
その代わり、俺の店で働いて?
厨房の皿洗いなら、アイツらにも見つからないし、俺も1人暮らしだしさ〜俺と一緒にココで暮らそうよ!」
「でも…」
「その代わり、通信教育で高校を卒業するのが条件だよ!
君は何が得意? パソコンとか出来る?
WordとかExcelとか…」
「ある程度は…」
「じゃあ、決まり! 明日は日曜日で店が休みだから、ショッピングモールで洋服とか日用品とか買い物に行こう!」
「あの〜、俺を信じてくれるんですか?
どこの誰かもわからない俺を…」
「うん。 だって君は店で腰を抜かしてたでしょ!
そんな子が
俺に悪さする様には見えないから! ハハハ」
「ありがとうございます。
城山 恭一〈しろやま きょういち〉です。
宜しくお願いします!」
「俺は、岡部 昭太〈おかべ しょうた〉です。
これから、君がお金や家に困らないように教えてあげるからね! 頑張って勉強してよ!」
「ハイ!」
リビングのソファーに、
ホットミルクと、あんぱんを出してくれた。
「きっと、これからの君を助ける事が出来るから、君の事を教えてくれる?」
恭弥は、岡部を見て一目で信用できる人と思い、頷いて今までの家庭環境を話した。
岡部は涙ぐみながら、
「辛かったな、 良く1人で頑張ったなぁ、」
と、俺の頭を撫でてくれた。
俺は 心が溶かされる感覚になり、岡部さんに縋ってワンワン泣いた。
岡部さんは、ずぅーと頭や背中を撫でてくれた。
「助けてくれて、本当にありがとうございました。明日、出て行きますから…」
「え! ちょっと待って!
あのチンピラ達が待ち伏せしてるかもしれないから、店や寮には戻っちゃダメだ!」
「でも金がないから、店から給料貰わないと…」
「俺は、行かせないよ! 金なら貸す!
その代わり、俺の店で働いて?
厨房の皿洗いなら、アイツらにも見つからないし、俺も1人暮らしだしさ〜俺と一緒にココで暮らそうよ!」
「でも…」
「その代わり、通信教育で高校を卒業するのが条件だよ!
君は何が得意? パソコンとか出来る?
WordとかExcelとか…」
「ある程度は…」
「じゃあ、決まり! 明日は日曜日で店が休みだから、ショッピングモールで洋服とか日用品とか買い物に行こう!」
「あの〜、俺を信じてくれるんですか?
どこの誰かもわからない俺を…」
「うん。 だって君は店で腰を抜かしてたでしょ!
そんな子が
俺に悪さする様には見えないから! ハハハ」
「ありがとうございます。
城山 恭一〈しろやま きょういち〉です。
宜しくお願いします!」
「俺は、岡部 昭太〈おかべ しょうた〉です。
これから、君がお金や家に困らないように教えてあげるからね! 頑張って勉強してよ!」
「ハイ!」