トンネルの向こう側
「あれ? 岡部さん、ヒロは?」

「あぁ、親父さんの1周忌から、恵さんが体調崩してなあ、
今日は早目に2人共、帰したんだわ〜」

「お母さん大丈夫なの? 心配だね。」

「だから、今日は俺のハンバーグな!
先にお客様に出してからだから、恭一は少し待っててな!」

「うん。俺は急がなくても良いから。」

「あぁ、じゃあ中入るわ」

年配の男性がハンバーグセットとナポリタンセットを持って来てくれた。

私と有紗は、一口食べて 「美味しい〜」と声を上げた。

私達とイケメンさんしかお客様がいなかったから良かったが…
イケメンさんは、クスクス笑ってた。

その後、私のナポリタンも2人に食べさせあげた。

今度はナポリタンにすると有紗が言い、私はハンバーグにすると言って笑った。


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