声はいらない
音を亡くした日
それはいつもと変わらない朝。
小学5年生だった私『可奈』はベッドで目を覚ます。

あれ?

私の家は大通りに面してるマンション。平日ならうるさすぎるほど車・バイクの音がする。

聞こえない?

今日はたまたま少ないだけかもしれない。
そう思いベッドから降りる。
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