契約結婚のはずが、極上弁護士に愛妻指名されました
渚と和臣が夫婦になった次の日に、ふたりは龍太郎へその旨を報告した。
思いがけない展開に、龍太郎はまたもや目を剥いて、
「瀬名君、君はいったいなにを言っとるんだ」
と例の言葉を繰り返した。
でも和臣の真摯な説明に、今度はその場で納得した。
そしてそれから晴れてふたりは、正真正銘の新婚生活をあのマンションで送っている。
今年いっぱいで事務所を退職した渚は、年が明けたら龍太郎が紹介してくれた仕出し屋にいくことが決まっている。
千秋がはぁーとため息をついた。
「それにしても安心したわ。渚をいい方にお任せすることができて。瀬名さん、渚をお願いします」
母親のようなことを言って千秋はにっこりとする。
「お姉ちゃん……」
思いがけない展開に、龍太郎はまたもや目を剥いて、
「瀬名君、君はいったいなにを言っとるんだ」
と例の言葉を繰り返した。
でも和臣の真摯な説明に、今度はその場で納得した。
そしてそれから晴れてふたりは、正真正銘の新婚生活をあのマンションで送っている。
今年いっぱいで事務所を退職した渚は、年が明けたら龍太郎が紹介してくれた仕出し屋にいくことが決まっている。
千秋がはぁーとため息をついた。
「それにしても安心したわ。渚をいい方にお任せすることができて。瀬名さん、渚をお願いします」
母親のようなことを言って千秋はにっこりとする。
「お姉ちゃん……」