契約結婚のはずが、極上弁護士に愛妻指名されました
 なんだかんかたまらなくなって、渚は和臣に抱きついた。

「和臣さん‼︎」

「おっと。どうした?」

「ふふふ」

 渚は彼の胸に頬ずりをする。

「奇跡みたいですね。今こうしていられるのも、全部、ぜーんぶ!」

 和臣がぎゅっと渚を抱きしめた。

「ああ、渚、愛してるよ。君は俺の世界にひとつだけの大切な大切な宝物だ」

 耳に囁かれる愛の言葉が渚の胸に染み込んでゆく。この愛を、この奇跡をずっとずっと大切にしてゆこうと渚は思う。
 見上げれば、視線の先には渚が大好きな和臣の笑顔。
 彼の襟をぐいっと引いて渚はそこに口づけた。

「和臣さん、大好き‼︎」

 新年を迎えたばかりの太陽の光が、ふたりの未来を祝福するように暖かく照らしていた。



< 286 / 286 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:356

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

政略結婚は純愛のように~狼社長は新妻を一途に愛しすぎている~
  • 書籍化作品
  • コミック掲載中
[原題]狼社長と甘い政略結婚

総文字数/109,603

恋愛(純愛)63ページ

表紙を見る
続・政略結婚は純愛のように

総文字数/85,525

恋愛(純愛)182ページ

表紙を見る
『政略結婚は純愛のように』番外編集

総文字数/170,878

恋愛(純愛)63ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop