その一瞬を駆け抜けろ!

俺の心の中には、確実に少しづつ、
薫が入り込んできていたが、

当時、俺には、
1年付き合っていた彼女がいた。

俺は、その小さな気持ちに蓋をして、
必死に気づかぬふりをしていたつもりだったが、

彼女のほうが、俺のそんな心境の変化に
少しずつ気がついていたようで、
彼女の卒業と共に、俺から離れていった。
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