本能で恋をする~again~
「やぁ……おねが…も…ゆる、し…て」
「ダメ…凛音…許さねぇ……」
「いやぁ…離して…」
「おい……逃げるな…!」
「く…あぁぁ……やぁぁ………」
ちょっとした隙に逃げようとする凛音を、掴まえて後ろからも攻めた。
「まだまだ、終わらねぇよ……」
耳元で呟く。
服も破れていて、はだけている。
最低な行為を俺は繰り返していた。
完全にレイプだ。

もう止められなかった。
凛音が口を聞いてくれなかったこと。
俺を置いて、離れようとしたこと。
俺を、
“嫌い”と言ったこと。

それが俺を狂わせていた。


「凛音?
もう二度とここから出さないから。俺が凛音の身のまわりのこと全部してあげるよ。凛音は俺だけに愛されてればいいよ」
「……いいよ」
「え?」
「いいよ」
「凛音?」
「それで海斗の気が済むなら」
「凛音…?」
「私、もう疲れちゃった…海斗のこと好きすぎて、色んなこと考えるの…」
「凛、音…」
「その代わり海斗のことも離さないからね」

先程まで暴れていた凛音。
急におとなしくなって、真っ直ぐ俺を見上げて言った。
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