本能で恋をする~again~
ダメだ。みんな怒ってる。
だったら私が止めなきゃ!
「海斗!!やめて!もう帰ろ!」
「凛音…危ないから、向こうに行っててね…」
海斗が私の頭を撫でる。
だったら―――――
「あの、もうやめましょ?あなた方が引いてくれたら、それで解決するので……。
私、謝りますから!」
「はぁ?どけよ!」
「きゃっ!」
「凛音!!」
弾き飛ばされた私。

これが引き金になってしまった。

その後は、惨劇だった。
いつもは止めてくれる、一平さんや叶斗くんもかなり怒っていて、誰も止める人がいない。
相手の三人の男の人達は、ボロボロになるまで海斗に殴りつけられた。

そして、警察からの帰り道。
駅員さんが警察を呼び、警察によってやっと止まった海斗。そのまま傷害で連行された。
でも理由が理由だった為、すぐに釈放された。
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