本能で恋をする~again~
「やっと帰ってきたな」
「うん…」
「凛音…おいで?ギュッてしよっ!」
「うん」
俺は力いっぱい抱き締める。
「海斗…苦、し……」
「ダーメ!すげー寂しかったんだから。やっと会えたら、変な奴に触られてるし!」
「ごめんなさい…」
「もういいよ…楽しかった?旅行!」
「うん…とっても!」
「良かった…我慢したかいがあったな!」

俺は凛音を一度離し、目線を合わせた。
「今日は俺の自由にしていい?凛音のこと」
「え?」
「我慢したんだから、ご褒美ちょうだい!」
「うん…」

そのまま凛音を抱きかかえ、ベットに行った。

「んぁ…や…かい、と…おふろ…はいり…たい…よ…」
「ダメー却下!」
「あ…かい、と……すき…ん…」
「凛音……可愛い…俺の凛音…」
「も…う…だめ……」

フッと凛音の意識がなくなる。
「凛音…戻っておいで……凛音…」
「んぁ、か…いと……」
「おかえり…凛音…」

いつものように、凛音は意識が飛んで、引き戻して、飛んだ。
何度も、何度も。
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