本能で恋をする~again~

ある日の夕食中。

「海斗!美味しい?」
「うん!美味しいよ。あれ?凛音は?食べないの?」
「うん…ちょっと食欲なくて…」
「そうなんだ。
――――って、え?マジ?大丈夫?体調は?」

ガタン――――
急に俺が立ったので、椅子が倒れた。
「え?海斗?」
「どこが悪いの?病院は?今から連れていってやる!あ、でももう診療時間外か。じゃあ救急病院だな!おいで、凛音。抱っこするから!」
「え?え?海斗?」
「食欲ないって、ヤバいじゃん!なんでもっと早く言わないの?」
「ちょっと海斗、落ち着いて!」
「ほら、行くよ!おいで、抱っこする!」
「海斗!!」
「あ?何?」
「違うの!!」
「違うって何が?」
「ダイエット!」
「は?」
「太ったから、ダイエットしてるの!もう!恥ずかしいこと言わせないで/////」
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