本能で恋をする~again~
ここから会話のみ――――

君加「あんた!またヤキモチ?」
海斗「しゃーねぇだろ!凛音がカズばっかだから!」
一平「海斗だって、わかるだろ?カズはまだ一歳だぞ!」
海斗「わかってるよ…」
叶斗「もうやめよ?海斗もわかってるんでしょ?なんで、凛音ちゃんが怒ったか!」
海斗「わかってるよ!カズはまだ赤ちゃんだし、全部面倒みてあげないといけないのもわかる。でも歯止めきかないんだよ!凛音が絡むと……」

美久「凛音。きっと泣いてますね…」

海斗「え…?」
叶斗「美、久ちゃん?」
美久「どうしてわかってあげられないんですか?海斗さんは凛音の旦那様ですよ?凛音のこと一番わかってあげないといけない人なのに…。君加がどうして凛音に子守りを頼んだかわかりますか?
本当はご両親に頼めたのに、なぜか!
それは他でもなく、凛音の為ですよ!凛音が子どもができないから、少しでも経験させてあげたいってゆう、君加と一平さんの優しさなのに。凛音もその気持ちを汲み取ったから、一生懸命子守りをしたのに。
それをこんな……」
海斗「美久…?」
叶斗「美久ちゃん?泣かないで?」

美久「そんなこと言うなら、凛音を解放してあげて下さい!運命の人じゃなくても、凛音を大切に凛音の心をわかってくれる人いるはずです!凛音が、可哀想過ぎる!一番わかってほしい人にわかってもらえないなんて!」

凛音「もうやめて!美久!」
美久「凛音…」
凛音「美久、ありがとう!ごめんね…美久にまで辛い思いをさせて!私、嬉しい。美久が私の為に泣いてくれたこと!」
君加「凛音!」
凛音「みんなもごめんなさい…」

海斗「いや、謝るのは俺だ!みんな、ごめん!凛音も、美久も!」

一平「はい!もう、終わり!!せっかくお礼のいい肉買ってきたんだからな!A5ランクだぞ!」

凛音「じゃあすぐ、用意するね!」
美久「私も手伝います!」

*****君加 side・終*****
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