本能で恋をする~again~
「やぁ…あ…あ…んぁぁ……」
「凛音…凛音…好き」
「も…だ……めぇ…」
「凛音…凛音……?」
凛音の目がとろんとしている。

「凛音まだ……保ってて…意識………」
「かいと……ん…や…」
「待って……まだ…凛音を感じたい……」
凛音の頬を叩く。

「凛音…凛音…」

まだまだ凛音を感じていたくて、飛ぶ前に何度も頬を叩く。



「あ、起きた?」
「海斗……?」
「まだ、夜中だよ…」
「また私…」
「大丈夫…俺が夢中になるから、俺のせい!」
「でも……海斗嫌じゃないの?」
「何が?」
「私がすぐ飛んじゃうから、面白くないとか…?」
「あり得ないよ!俺は嬉しい!」
「え?嬉しい?」
不思議そうに見る、凛音。

「凛音が俺の愛を一生懸命受け止めて、意識飛ぶくらい気持ちよくなってくれるんだよ!俺としてはこれ程嬉しいことはないね!」
「そうなの?」
「うん」
「だったら、よかった!」

「海斗寝ないの?」
「もう少し凛音の寝顔見てたい!」
「恥ずかしい、見ないで!」
凛音が、俺の胸に顔を埋め隠す。
「ダメ……見せて…」
無理やり顔を上げさせた。
目を潤ませている凛音。
「凛音、綺麗…」
「海斗はカッコいい…」

「フフフ…」
二人で笑い合った。
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