本能で恋をする~again~
*****柊 side*****
「あ?何言ってんだよ!おっさん!」
「おっさんはないじゃん?まだ39ちゃいだよ!」
「俺から見たら、十分おっさんだよ!だいたい凛音のこと“りぃ”って呼ぶな!」
「いいじゃん!一日位!」
怒ってる、怒ってる(笑)
ほんとからかいがいがあるなぁー!
「いいって言うと思ってるんすか?」
「思ってるよ!俺、一平の友達!助けてよ!」
「だったら、君加に頼めよ!」
「君加は一平の女って、みんな知ってるからねぇ。君加以外で、可愛い子って言ったらりぃちゃんは適任じゃん!」
「は?」
「どうせ彼女にするなら、可愛い子がいいじゃん?」
少しずつ海斗の雰囲気が黒く染まってく。
一平や君加の言った通りだな!
コイツ、一平に似てる。
なんか、面白い!
「嫌です!無理です!」
「え?」
唐突に彼女が言った。
「たとえ嘘でも、海斗以外の人と恋人になるなんてできません!」
「凛音…?」
「それに恋人がいないのにいるって言うのもおかしいです!」
「………」
初めてだった……
こんなに真っ直ぐ意見を言われたのが。
俺はこれでも幹部だ。
俺に意見を言える奴なんて、組長位だ。
そんな俺に彼女は真っ直ぐ意見を言ってくる。
ナンパに合ってた時は、あんなに震えていたのに。
俺を旦那と間違えて服を握る程に。
あーそうか――――
「そうゆうことね……」
「え?」
「一平に言われたんだ。りぃちゃんは強いよって!舐めてかかると、俺が傷つくって!」
「あの、井上さん?」
「まさかこんなに傷つくなんてね……。ごめんね…ちょっとからかっただけだよ!君達があまりにも純粋で可愛かったから」
やっとわかったよ…………
「井上さん?」
「ん?何?」
「井上さん、一人で苦しまないで下さい!辛い時は辛いって言っていいんですよ。一平さんやきみちゃんがきっと支えてくれますよ?」
「りぃちゃん…」
彼女がフワッと笑う。
「りぃちゃん、マジで惚れそう…」
「え?」
「やっぱ、デートして(笑)!」
「ダメに決まってんだろ!?」
*****柊 side・終*****
「あ?何言ってんだよ!おっさん!」
「おっさんはないじゃん?まだ39ちゃいだよ!」
「俺から見たら、十分おっさんだよ!だいたい凛音のこと“りぃ”って呼ぶな!」
「いいじゃん!一日位!」
怒ってる、怒ってる(笑)
ほんとからかいがいがあるなぁー!
「いいって言うと思ってるんすか?」
「思ってるよ!俺、一平の友達!助けてよ!」
「だったら、君加に頼めよ!」
「君加は一平の女って、みんな知ってるからねぇ。君加以外で、可愛い子って言ったらりぃちゃんは適任じゃん!」
「は?」
「どうせ彼女にするなら、可愛い子がいいじゃん?」
少しずつ海斗の雰囲気が黒く染まってく。
一平や君加の言った通りだな!
コイツ、一平に似てる。
なんか、面白い!
「嫌です!無理です!」
「え?」
唐突に彼女が言った。
「たとえ嘘でも、海斗以外の人と恋人になるなんてできません!」
「凛音…?」
「それに恋人がいないのにいるって言うのもおかしいです!」
「………」
初めてだった……
こんなに真っ直ぐ意見を言われたのが。
俺はこれでも幹部だ。
俺に意見を言える奴なんて、組長位だ。
そんな俺に彼女は真っ直ぐ意見を言ってくる。
ナンパに合ってた時は、あんなに震えていたのに。
俺を旦那と間違えて服を握る程に。
あーそうか――――
「そうゆうことね……」
「え?」
「一平に言われたんだ。りぃちゃんは強いよって!舐めてかかると、俺が傷つくって!」
「あの、井上さん?」
「まさかこんなに傷つくなんてね……。ごめんね…ちょっとからかっただけだよ!君達があまりにも純粋で可愛かったから」
やっとわかったよ…………
「井上さん?」
「ん?何?」
「井上さん、一人で苦しまないで下さい!辛い時は辛いって言っていいんですよ。一平さんやきみちゃんがきっと支えてくれますよ?」
「りぃちゃん…」
彼女がフワッと笑う。
「りぃちゃん、マジで惚れそう…」
「え?」
「やっぱ、デートして(笑)!」
「ダメに決まってんだろ!?」
*****柊 side・終*****