本能で恋をする~again~
「凛音の手を離せよ…」
「え?」
「俺の凛音の手を離せ!!」
男の手を掴み、離した。
そして凛音の手を掴みこちらに引っ張って、俺の背中に隠した。
「お前、許されると思うなよ……!」
「は?」
「俺の凛音を傷つけて泣かして、許されると思うなっつてんだよ!」
「え…?お前…」
俺の怒りの表情が、男を怯ませた。
「消えろよ…」
「え?」
「消えろっつてんだよ!今すぐに!それとも死にたい?」
「………」
そのまま去っていく、男。
その後ろ姿に、
「言っとくけど、これは警告だからな!
次はないからな!」
と言い聞かせた。
男が行ったのを確認し、凛音に向き直る。
「凛音…?さっきの奴行ったよ…!もう大丈夫だよ…」
「うん…ありがとう」
凛音は俺の服を握っていた。
「凛音?」
「海斗」
「ん?」
「名前を呼んで?私の」
「凛音」
「もっと」
「凛音」
「やっぱり海斗がいい!」
「え?」
「私、男の人は海斗にだけ“凛音”って呼ばれたい」
凛音が真っ直ぐ俺を見上げて、言った。
「え?」
「俺の凛音の手を離せ!!」
男の手を掴み、離した。
そして凛音の手を掴みこちらに引っ張って、俺の背中に隠した。
「お前、許されると思うなよ……!」
「は?」
「俺の凛音を傷つけて泣かして、許されると思うなっつてんだよ!」
「え…?お前…」
俺の怒りの表情が、男を怯ませた。
「消えろよ…」
「え?」
「消えろっつてんだよ!今すぐに!それとも死にたい?」
「………」
そのまま去っていく、男。
その後ろ姿に、
「言っとくけど、これは警告だからな!
次はないからな!」
と言い聞かせた。
男が行ったのを確認し、凛音に向き直る。
「凛音…?さっきの奴行ったよ…!もう大丈夫だよ…」
「うん…ありがとう」
凛音は俺の服を握っていた。
「凛音?」
「海斗」
「ん?」
「名前を呼んで?私の」
「凛音」
「もっと」
「凛音」
「やっぱり海斗がいい!」
「え?」
「私、男の人は海斗にだけ“凛音”って呼ばれたい」
凛音が真っ直ぐ俺を見上げて、言った。