本能で恋をする~again~
席も助手席が君加、運転席の後ろが叶斗その横美久、
叶斗の後ろ凛音その横にぴったりくっついて海斗がいる。
「一平、だいたいどのくらい?」
「うーん。三時間くらいだな!」
「了解!みんなトイレは早めにね!」
一平と君加が幹事になり、色々仕切ってくれている。
「はぁーい!」
叶斗は美久とお腹の子について色々話している。
そして海斗、凛音は、
「ねぇねぇ、凛音」
「何?」
「飴美味しい?」
「うん!きみちゃんに貰ってあげようか?」
「ううん。凛音のが欲しい!」
「は?嫌だよ!」
「えー。チューしようよ!」
「やだよ!みんないるんだよ!」
「いいじゃん!」
「嫌!」

「あの、海斗?」
「なんだよ、叶斗」
「その会話なんかやだよ!二人でやってよ!」
「やだよ!嫌なら耳塞げ!」
「ちょっと、叶斗くんにそんなこと言わないで!」
「なんだよ、凛音。叶斗の味方すんの?」
「味方とかじゃなくて、今のは海斗が悪いでしょ?」
「は?いいの?そんなこと言うと後が大変だよ!」
「大変って?」
「まぁ、色々?」
海斗の頭の中はエッチなことが、たくさん思い浮かんでる。

「もうやめてください!海斗さん。みんなでの楽しい旅行でしょう?約束、忘れてませんよね?」
「あ…わかってるよ…!」
「さすが、美久ちゃん!」
「約束って?」
「凛音は知らなくていいです」
「えー」
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