本能で恋をする~again~
と言う、やりとりがあり――――
「こら!男共行くよ!」
「お、おう!」
「そうだね……」
「おい!凛音!一人で行くな!あと、俺のパーカー羽織れ!!」

「海斗大変だな……!かわいそうに…」
「ある意味、凛音ちゃんが奥さんじゃなくてよかったかも…!?」
「確かにそうね(笑)私でも男ならさらうかも!?」
「そうですね!」
「私達も、行こっ!」


君加達が、海斗達の元につくと、
「ダメだ!着てろって!」
「い、や!この水着可愛いから、隠したくない!」
「バカップル!何やってんの?」
「きみちゃんー。海斗が無理やりパーカー着せようとするの!」
「はぁー。あんた達は、ほんっとに…」
「みんなからも言ってよ!凛音の水着姿見せれないだろ!?」
「海斗!御愁傷様!」
「は?一平さん?」
「僕的には、着なくていいと思うよ!可愛いし」
「叶斗?」
「いいじゃないですか?凛音が可愛いんだから」
「美久まで…」
「海斗!ガンバッ!!」
「君加!」

「みんなはいいって言ってるよ!」
「凛音!ダメだよ!頼むよ!俺、嫉妬で狂う!」
「やだ!」
「………」
「………」
「もういいよ!凛音。勝手にしろ!!」
「え…?海斗…?」
「だから、勝手にしろ!」
海斗には考えがあった。一度突き放せば、言うこと聞くと思ったのだ。
案の定、凛音の目が潤んでいる。
(よし!ここで、もう一回お願いをして――――)

「わかった…勝手にする!!」

「え?」
ハモる、五人。
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