初恋の王子様は、夜の王子様でした。
「、、、。あ、どっか行ってくれた〜。」
と、心から安堵する顔の春斗くん。
似すぎて、目が離せず、きっと口も
ポカーンとなってるあたしを見て、
「俺ら、どっかで会ったことあるかな?」
と、言われ、我に返った。
この人は、春斗くんではない!!!
春斗くんは、二次元の世界の人だ!!!!!
そう思って、首を大きく横に
ブンブンと振った。
「そっか。
、、、なら、なんで俺の名前知ってんの?
しかも、本名だし。」
ん?名前?本名?
芸能人なの?なんなの????
「いや、、、。知り合いに似てて、、、、。」
うん、ココは、無難に知り合いにって
言っておこう。
「なーんだ!ビックリした〜
ごめんね!いきなし!!!
ちょっと、ご飯行こうって
しつこく言われちゃってさ〜
いつもなら、全然断れるんだけど
今回は、ちょっと、、、ね?」
と、苦笑いしてる、春斗くんもどき。