ただ、一緒にいたい

岸、生島、山科の会話―――――

生島｢あの人、ほんとに彰様か？｣
山科｢俺もびっくりしたよ…｣
岸｢同窓会の時から、あーだよ！｣
生島｢マジかよ！彰様にあんな優しい顔あるんだな｣
山科｢冷酷な人だもんな…ヤベッ！鳥肌たってきた！｣
岸｢同窓会の招待状がきた時、凄い苦しい顔してた。愛月様に会いたかったんだろうな…。
よっぽど会いたかったのか、顔だけ見に行きたいって言い出して…なかなか帰ってこなくて…帰って来た時の顔、さっきみたいな顔だったよ。俺もびっくりした｣

生島｢あんな優しい、愛しい顔するんだな…｣
山科｢彰様も、人間なんだな…少し嬉しいな｣
岸｢高校の時の真っ白な心に少しずつ黒が足されて、今じゃ真っ黒だもんな…｣
生島｢ボスも彰様が、ここまで黒くなって、かなり驚いてた｣


岸｢まぁ、俺達は彰様と愛月様を支えるだけだ｣

生島｢そうだな。出来る限り、幸せになってほしいな…｣
山科｢あぁ｣