ただ、一緒にいたい
*****愛月 side*****
幸せだ。
ほんとに幸せ――――
高校の時、ほんとに苦しかった。
彰くんを守った代償にいじめられた時。
でも、それ以上に―――――
「あずちゃん、僕と別れて下さい」
最初、何を言われたのかわからなかった。
私がいじめられるようになったから…?
いじめがどんなに辛くても、彰くんがいてくれたから、乗り越えていけた。
だから、別れる理由はどこにあるのだろうと。
「彰くん、どうして?」
「ごめんね…あずちゃん。もう会えないんだ。僕のことは忘れて!」
「できないよ!私彰くんのこと大好きだよ!これからもずっと一緒にいたい」
必死だった!とにかく引き留めなきゃと。
でも、
「ごめんね…」
彼はただ、それだけを言って消息を絶った。
その後いじめはピタッと止み、それから普通に高校、大学卒業し、社会人になった。
その間他の人と付き合ったりしてみた。でも彰くんが忘れられず、結局別れた。
同窓会がある度に出席し、彰くんがいないか確認する。
でもなかなか会えず……。
諦めかけていた時――――――
彼はそこにいた。
高揚感で身体が震えた。
とにかく、引き留めなければと駆けつけた。
もう二度と離さない―――――
幸せだ。
ほんとに幸せ――――
高校の時、ほんとに苦しかった。
彰くんを守った代償にいじめられた時。
でも、それ以上に―――――
「あずちゃん、僕と別れて下さい」
最初、何を言われたのかわからなかった。
私がいじめられるようになったから…?
いじめがどんなに辛くても、彰くんがいてくれたから、乗り越えていけた。
だから、別れる理由はどこにあるのだろうと。
「彰くん、どうして?」
「ごめんね…あずちゃん。もう会えないんだ。僕のことは忘れて!」
「できないよ!私彰くんのこと大好きだよ!これからもずっと一緒にいたい」
必死だった!とにかく引き留めなきゃと。
でも、
「ごめんね…」
彼はただ、それだけを言って消息を絶った。
その後いじめはピタッと止み、それから普通に高校、大学卒業し、社会人になった。
その間他の人と付き合ったりしてみた。でも彰くんが忘れられず、結局別れた。
同窓会がある度に出席し、彰くんがいないか確認する。
でもなかなか会えず……。
諦めかけていた時――――――
彼はそこにいた。
高揚感で身体が震えた。
とにかく、引き留めなければと駆けつけた。
もう二度と離さない―――――