ただ、一緒にいたい

｢彰くん、泣いてるの？｣
二人果てて、今俺の腕の中―――――
愛月が、俺の目元を触る。
｢うん、嬉しくて…幸せで…｣
｢彰くん、可愛い(笑)｣
｢可愛くないよ！可愛いのは、あずちゃん！｣
｢彰くん……｣
｢ん？｣
｢もう一回“愛月”って呼んで？｣
｢愛月…｣
｢もう一回…｣
｢愛月｣
｢フフ…あずちゃん呼び嬉しいけど、彰くんに愛月って呼ばれるのも幸せ…｣
｢そう？｣
｢うん。なんか特別に感じる｣
｢愛月…｣
｢ん？｣
｢もう一回しよっ｣
｢え？も、もう無理！腰が……｣

｢言ったでしょ？止まらないよって！｣
｢え？彰くん！？｣


また壊れる程抱いた。