ただ、一緒にいたい
ガン――――――
きゃぁぁぁーーーー!!

え?な、何?
「お前等、覚悟できてるんだろうな……」
耳を塞いでても、聞こえる彰くんの声。
「俺の大事な愛月に無断で話しかけ、怖がらせて……」
「た、助けてくれ………」
「許しを請うくらいなら、最初からするな……。それに許されないんだよ………」
「やめてくれ…!!」
ガン――――――
ゴン―――――!

やめて!
やめて!
こんなの………嫌!!

タタタタタタ…………
「あ、愛月様!!!」

「彰くん!やめて!!お願い!私大丈夫だよ!」
「あず、ちゃん…?」
「こんな彰くん嫌!!お願い!!」
「あずちゃん!」
彰くんに抱き締められる。
いつもの大きな胸に、彰くんの匂い。

私は必死に抱きついていた。

*****愛月 side・終*****
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