ただ、一緒にいたい
「ごめん…あずちゃん…」
「ううん。わかってくれたならいいよ!」
家に帰り着き、ソファーで愛月に謝る。

「ごめん…」
「もういいって!」
「そうじゃなくて、怖いんだ……もうあずちゃんと離れるのが。次あずちゃんと離れたら、俺はきっと死んでしまう…」
「彰くん…?」
「嫉妬で苦しい…」
「え?生島さんに?」
「そうだよ…」
「もしかして、昨日言ってたのって生島さん達のこと?」
「そう。だってあずちゃん、アイツ等のことイケメンで素敵って言ってたじゃん!」
「え?それは。そうゆう意味じゃなくて、良くしてくれてるって言いたかっただけだよ!」
「それだけ?」
「それだけだよ?私が好きなのは八年前から彰くんだけ!知ってるでしょ?」
「そうだよね…」
「彰くん、可愛い!」
「え?」
「なんか少し嬉しいな。嫉妬してくれるなんて」


「ほんとにあずちゃん、俺をどうしたいの?可愛いのはあずちゃんだし、嫉妬させたら大変なのはあずちゃんだよ!」
「へ?」
「わかった!教えてあげるよ!嫉妬させたらどうなるか」
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