ただ、一緒にいたい
「悪いな、岸」
「いえ。顔見るだけじゃなかったのでは?」
「抑えられなかった…」
「そうですか」
もう無理だ。会ってしまったから。
抱き締めてしまったから。
会わずにいるのは、もう―――――
俺の最初の誓いは、あっけなく崩れた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「おせーよ、彰」
「うるせー。邪魔しやがって!」
もっといたかったのに。
「お前、覚悟あんの?」
「は?」
「石田 愛月ちゃん」
「兄貴!」
「バレバレ!はがきを眺めてた時から」
「表の女は大変だぞ!」
「あぁ、俺が守る!今度こそ!」
「ふーん。じゃあ、これ!」
「なんだよ!」
「マンションの鍵?」
「そこやるよ!」
「なんで?」
「そこなら、部下がいざとゆう時守れるからな!お前わかってるよな!お前の女ってだけで守られる反面、狙われる。そこで、一緒に住め!」
「あぁ、でも彼女の意思を尊重したい!」
「それじゃあ、ヤられるぞ!愛月ちゃんがな!」
「………」
「まぁ、早く決断しろ!彰、この八年愛月ちゃんの為に頑張ったんだろ!俺はこの八年お前に助けられたからな!兄貴として出来る限りしてやりてぇんだよ!」
「わかった!サンキュ兄貴」
だったらもう、迷わない!
これから地獄が待っていても―――――
「いえ。顔見るだけじゃなかったのでは?」
「抑えられなかった…」
「そうですか」
もう無理だ。会ってしまったから。
抱き締めてしまったから。
会わずにいるのは、もう―――――
俺の最初の誓いは、あっけなく崩れた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「おせーよ、彰」
「うるせー。邪魔しやがって!」
もっといたかったのに。
「お前、覚悟あんの?」
「は?」
「石田 愛月ちゃん」
「兄貴!」
「バレバレ!はがきを眺めてた時から」
「表の女は大変だぞ!」
「あぁ、俺が守る!今度こそ!」
「ふーん。じゃあ、これ!」
「なんだよ!」
「マンションの鍵?」
「そこやるよ!」
「なんで?」
「そこなら、部下がいざとゆう時守れるからな!お前わかってるよな!お前の女ってだけで守られる反面、狙われる。そこで、一緒に住め!」
「あぁ、でも彼女の意思を尊重したい!」
「それじゃあ、ヤられるぞ!愛月ちゃんがな!」
「………」
「まぁ、早く決断しろ!彰、この八年愛月ちゃんの為に頑張ったんだろ!俺はこの八年お前に助けられたからな!兄貴として出来る限りしてやりてぇんだよ!」
「わかった!サンキュ兄貴」
だったらもう、迷わない!
これから地獄が待っていても―――――