俺のことずっと好きでいろよ
「あ、今宮くんだぁ。」
向こうのほうで声がした。
他校の女子だ。
綾川が東京大会決勝まで行ったからかときどきこういうのに声かけられたりする。
思わずそちらに視線を走らせると
目があったとかキャッキャと喜んでる。
となりではみのりがちょっとシュンってして小さくなってる。
手を離さんばかりの勢いだ。
「何小さくなってんの?」
みのりにボソッと言ってやったら、
「何でもないよ。」
とまたシュンとする。
「お前って俺の何だっけ?」
「か、かの…じょ?」
「なんで疑問形?」
「だって…まだ自信が…なくて…」
「ばーか。堂々としてろよ。」
そしてみのりの手をぐいってひっぱった。
俺にぶつかりそうなくらいひっぱって、手つないでることをわかりやすいようにちょっと上にずらすと、その女子たちはまたキャッキャとはしゃぎなら
「彼女かな?彼女だよきっと。お似合いだし、かわいいもん。」
って言って去っていった。
向こうのほうで声がした。
他校の女子だ。
綾川が東京大会決勝まで行ったからかときどきこういうのに声かけられたりする。
思わずそちらに視線を走らせると
目があったとかキャッキャと喜んでる。
となりではみのりがちょっとシュンってして小さくなってる。
手を離さんばかりの勢いだ。
「何小さくなってんの?」
みのりにボソッと言ってやったら、
「何でもないよ。」
とまたシュンとする。
「お前って俺の何だっけ?」
「か、かの…じょ?」
「なんで疑問形?」
「だって…まだ自信が…なくて…」
「ばーか。堂々としてろよ。」
そしてみのりの手をぐいってひっぱった。
俺にぶつかりそうなくらいひっぱって、手つないでることをわかりやすいようにちょっと上にずらすと、その女子たちはまたキャッキャとはしゃぎなら
「彼女かな?彼女だよきっと。お似合いだし、かわいいもん。」
って言って去っていった。