俺のことずっと好きでいろよ
◇
「翔希、もどったよ。寮に。」
「そっか。よかった。」
学校が始まった。
昼ごはん…
今日は天気が良かったから、みのりと中庭のベンチで食べてる。
まあ寒いけど。
茉祐子が俺の元を去って翔希と付き合いだしたとき、絶望の淵に落とされてた俺だったし、そっからまともに翔希とも話してなかった気がしたけど、この間ははじめて本気で話せた気がした。
翔希の球もはじめて心込めて受けた気がする。
今まではキャッチボールしてても翔希を見てたわけじゃなかったし、自分がいかに翔希より速い球投げるかばっか考えてたし…
結局それができなくて、その上茉祐子までとられて…絶望して逃げてた俺だったけど…
みのりと出会えて…
俺は…翔希から…そして自分から…逃げることをしなくてよくなった。
みのりがいるから…
最初の頃はみのりを茉祐子と重ねてた俺だけど…
みのりは…
そんなことする奴じゃねーって…
結局俺の心ん中ではわかってたんだ。
だから、みのりと翔希が家で会ったって…もう…なんとも思わなくなった。
大丈夫だから…
みのりも…
翔希も…
それに…
翔希だって…結局茉祐子に傷つけられてる…
「俺、茉祐子に振られたんだ。」
って言った翔希の顔が浮かんだ。
傷ついた顔してたな…
「翔希、もどったよ。寮に。」
「そっか。よかった。」
学校が始まった。
昼ごはん…
今日は天気が良かったから、みのりと中庭のベンチで食べてる。
まあ寒いけど。
茉祐子が俺の元を去って翔希と付き合いだしたとき、絶望の淵に落とされてた俺だったし、そっからまともに翔希とも話してなかった気がしたけど、この間ははじめて本気で話せた気がした。
翔希の球もはじめて心込めて受けた気がする。
今まではキャッチボールしてても翔希を見てたわけじゃなかったし、自分がいかに翔希より速い球投げるかばっか考えてたし…
結局それができなくて、その上茉祐子までとられて…絶望して逃げてた俺だったけど…
みのりと出会えて…
俺は…翔希から…そして自分から…逃げることをしなくてよくなった。
みのりがいるから…
最初の頃はみのりを茉祐子と重ねてた俺だけど…
みのりは…
そんなことする奴じゃねーって…
結局俺の心ん中ではわかってたんだ。
だから、みのりと翔希が家で会ったって…もう…なんとも思わなくなった。
大丈夫だから…
みのりも…
翔希も…
それに…
翔希だって…結局茉祐子に傷つけられてる…
「俺、茉祐子に振られたんだ。」
って言った翔希の顔が浮かんだ。
傷ついた顔してたな…