俺のことずっと好きでいろよ
「おまえから言わねーと俺しねーからな。」

「え?」

「何したいと思ってるか。言ってみ?」

もう…琉希くん…
やっぱバレバレなのかぁ…

「手…つなぎたい…」

「えー。どうしよっかなー。」

「おねがいします…」

シュンとしながら手をおそるおそる琉希くんの手に近づけてみた。

そしたら、ポケットに突っ込んでいた琉希くんのゴツゴツした手がサッとわたしの手をとって、指をがっしり…恋人つなぎした。

「これでいい?」

「うん。」

嬉しい。
大好きな豆だらけの手。

琉希くんの方を向いて思わず笑顔があふれる。

そしたら、琉希くんがこっち向いて、それで、カッコいい顔が近づいてきて…

それで…

チュッて…
唇が…わたしの唇に重なった。
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