俺のことずっと好きでいろよ
「我慢してたんだね。いいから泣きな。おちついたら話してよ。ほんとの気持ち。慎太郎いたら話しにくいでしょ?わたしだけだから。今日は話して。」
わたしはしばらくぽろぽろと涙をこぼした。
ハンカチもってきててよかった…。
麻里はずっと何もいわず前でゆっくりカフェオレを飲んでいた。
「さ、話しなさいよ。」
「うん。」
落ち着いたわたしは麻里にほんとの気持ちをぶちまけた。
「琉希くんのことはね、わたしがほんとに好きで好きで…それで強引に付き合うところまでもってしってしまったみたいなかんじで…琉希くんがつきあってやるっていったからつきあってただけで、琉希くんから電話がないってことはもうつきあえないことなんじゃないかって思うの。」
「うん。」
麻里は怪訝な顔をしながらも聞いてくれてる。
「だから、わたしあきらめないといけないんじゃないかって思うんだけど、それでもね。それでも好きで好きで仕方ないから…あきらめられなくて…それで毎日もんもんとしてる。」
言葉を切って、下を向いた。