俺のことずっと好きでいろよ


合宿が終わった。

何やってのかまったく記憶にねー。

とりあえず、日々メニューこなしてた。それだけ。


駅で咲也とわかれるとき、最後にポンと俺の肩をたたかれた。

「おまえ、とにかく話せ。みのりちゃんと。」

「え?」

「明日からOFFだろ?2日もあるんだから連絡とって話せ。そうじゃなきゃ。お前壊れるぞ。」

「うん。」

「おまえ、何が怖いのか知らねーけどさ。
みのりちゃんは間違いなくおまえのこと一番に考えてて、全部おまえばっかだったんだよ。
それが北郷とどうとかいう噂にまどわされてるなんておまえらしくねーじゃねーか。
みのりちゃんがほんとに北郷とできちまってんならそれはそれ。あきらめるしかねーんだよ。だからはっきりさせて来いって。」

そうだ。わかってる。
結局まだ茉祐子のトラウマにとらわれてしまっている。

怖い。
みのりが去るのが。
俺のもとから…。

けど、このままじゃいけないこともわかってる。

アクションしねーと。
振られるなら振られねーといけねーんだ。


「うん。そだな。」

「だろ?絶対会えよ。」

「うん。連絡してみるわ。」
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