俺のことずっと好きでいろよ
2.気になるアイツ ~琉希side
「うらやましい?」
さっきから慎太郎がうるさい。
慎太郎は俺の中学からの親友。
高校でも一緒のクラスになるとは思ってなかったからちょっとうれしい。
学校帰りに駅まで歩いてたらにやにやしながら言って、俺の顔を覗き込んできた。
「なにがだよ?」
「まぁた。しらばっくれちゃって。席変わってやろうか?」
「は?いらねーし。」
席替えするとか言ったときには『まてよ』て思ったものだけど、青山みのりの後ろが慎太郎だったからちょっとほっとしてたりしてる。
「あくまで認めねーわけだな。いいよ。じゃぁ俺が青山さんの髪毎日さわってやるから。」
え?
それは…
「待て。それは許さねー。」
思わず慎太郎の左腕を引っ張った。
そしたら慎太郎がしたり顔。
「ほら見ろ。やっぱりな。どう考えたって気になってんだろ?いい加減認めろよ。」
うっ…
慎太郎が両手をあげてあきれ顔だ。
「青山さんは茉祐子ちゃんとはちがうんだぞ。もういい加減引きずるのやめろ。」
「……」
俺がむすっとしたのを見て、それでも慎太郎はつづけた。
さっきから慎太郎がうるさい。
慎太郎は俺の中学からの親友。
高校でも一緒のクラスになるとは思ってなかったからちょっとうれしい。
学校帰りに駅まで歩いてたらにやにやしながら言って、俺の顔を覗き込んできた。
「なにがだよ?」
「まぁた。しらばっくれちゃって。席変わってやろうか?」
「は?いらねーし。」
席替えするとか言ったときには『まてよ』て思ったものだけど、青山みのりの後ろが慎太郎だったからちょっとほっとしてたりしてる。
「あくまで認めねーわけだな。いいよ。じゃぁ俺が青山さんの髪毎日さわってやるから。」
え?
それは…
「待て。それは許さねー。」
思わず慎太郎の左腕を引っ張った。
そしたら慎太郎がしたり顔。
「ほら見ろ。やっぱりな。どう考えたって気になってんだろ?いい加減認めろよ。」
うっ…
慎太郎が両手をあげてあきれ顔だ。
「青山さんは茉祐子ちゃんとはちがうんだぞ。もういい加減引きずるのやめろ。」
「……」
俺がむすっとしたのを見て、それでも慎太郎はつづけた。