俺のことずっと好きでいろよ
昨日ふられたところなのに…やっぱり見惚れてしまうわたしって…。
と、そのとき先生が入ってきた。
ので、ちょっと斜めむいて今宮くんのやりとりを盗み見ていたわたしは、あわてて前を向いた。
先生が出欠をとる。
「では…。青山。」
「はい。」
「今宮。」
「はい。」
「上田」
「はい。」……
青山という苗字のわたしは小学校からずっと出席番号1番。席も4月は必ず窓際の一番前。
この席、前で嫌がられるけど意外と先生の死角であまり目を付けられることはないっていうよさはある。
そして高校入学して、一つ後ろに座っていたイケメンに一目で胸を射貫かれたわたしは、ずっとひそかに恋していた。
と、そのとき先生が入ってきた。
ので、ちょっと斜めむいて今宮くんのやりとりを盗み見ていたわたしは、あわてて前を向いた。
先生が出欠をとる。
「では…。青山。」
「はい。」
「今宮。」
「はい。」
「上田」
「はい。」……
青山という苗字のわたしは小学校からずっと出席番号1番。席も4月は必ず窓際の一番前。
この席、前で嫌がられるけど意外と先生の死角であまり目を付けられることはないっていうよさはある。
そして高校入学して、一つ後ろに座っていたイケメンに一目で胸を射貫かれたわたしは、ずっとひそかに恋していた。