俺のことずっと好きでいろよ
唯一、翔希に勝ってたのは俺の見た目くらいで、二卵性だった俺たちは全然顔も体つきも違っていて、俺はほっそりしていたし、翔希はガッチリしていた。
俺は見た目だけは一流で、翔希は顔つきはまぁいたって普通。
けどそれでさえ…翔希の野球のポテンシャルの前にはかすんじまってどうにもならないってことに気づいたから…
もういいんだ…と思ってた。
だから、野球をやめたのに…
なのに…
今綾川高校の野球部グランドの外から練習を見ている俺がいる。
なんで来たんだろう?
昨日みのりと帰った時に、学童野球の練習風景を見てしまったからか?
みのりが「野球やってたの?」って言ったからか?
昨日の夜、なかなか眠れなくてそれで、やっと眠れたと思ったら…夢を見た…
俺がカキーンってホームランかっ飛ばしてる夢で…
そのあと、茉祐子が夢の中で「ごめん…」って言いながら去っていくときに、なぜがそれが茉祐子じゃなくてみのりになって…それでガバって飛び起きて…目が覚めた…
けど…みのりは茉祐子じゃないって…慎太郎は言ったし…
と言い聞かせながら…また寝ようとしたけど…眠れなくて…
そのときも無性に…キャッチボールしたくなって…
カキーンって硬球かっ飛ばしたくなって…
それで…
今ここに来ちまった。
俺は見た目だけは一流で、翔希は顔つきはまぁいたって普通。
けどそれでさえ…翔希の野球のポテンシャルの前にはかすんじまってどうにもならないってことに気づいたから…
もういいんだ…と思ってた。
だから、野球をやめたのに…
なのに…
今綾川高校の野球部グランドの外から練習を見ている俺がいる。
なんで来たんだろう?
昨日みのりと帰った時に、学童野球の練習風景を見てしまったからか?
みのりが「野球やってたの?」って言ったからか?
昨日の夜、なかなか眠れなくてそれで、やっと眠れたと思ったら…夢を見た…
俺がカキーンってホームランかっ飛ばしてる夢で…
そのあと、茉祐子が夢の中で「ごめん…」って言いながら去っていくときに、なぜがそれが茉祐子じゃなくてみのりになって…それでガバって飛び起きて…目が覚めた…
けど…みのりは茉祐子じゃないって…慎太郎は言ったし…
と言い聞かせながら…また寝ようとしたけど…眠れなくて…
そのときも無性に…キャッチボールしたくなって…
カキーンって硬球かっ飛ばしたくなって…
それで…
今ここに来ちまった。