俺のことずっと好きでいろよ
「わたし…帰るね…」

は?マジかよ。
ここまで俺を煽っといて…
帰んの?

「琉希くんが、最善の進路選ぶこと…祈ってる…」

そういうと、みのりはまた走って校舎の方へ戻っていった。

結構…つめてぇのな…。

けど…
それでも俺は…

俺の足は…

みのりが言ったとおりに…グランドの中の建物に向かっていた…

今から話…するなんて…どやされて追い返されるかも…しんねーのに…

それでもなんか…みのりに言われたら…後押しされてるような気になって…何の躊躇もなく、建物の扉を…俺は開けていた…。


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