俺のことずっと好きでいろよ


「おっそい!」

待ちくたびれた俺はストレートティーだけ飲みながらイライラしていた。

前にカバンどっかり置いてても、女がその席を虎視眈々と狙ってくる。
めんどくせーったらない。

「ごめん!日直だったの。いろいろあって…」

日直?日直って…?

「日直っておまえ…」

と言いながら周りをふと見て、女どもが俺とみのりの会話を聞こうと耳をダンボにしてるのを感じた。

「とりあえず出るぞ。ここ。」

それでスタスタ出入り口に向かった。

「えっ?そうなの?」

そういいながら、ついてくるみのり。

「あんな女が耳すましてるような場所。会話できねーだろ?」

店を出てとりあえず駅に向かった。

「え?あ…うん。」

「おまえの駅で降りる。なんかある?入れそうな店。」

「あ…あるよ。うん。ファストフードなら。」

「じゃぁそっち。」
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