俺のことずっと好きでいろよ
「はい。努力します…。」

やっぱ…最高だわ。みのり。


結局7時くらいまでそこにいて、さすがにみのり送ってかなきゃって思って、店をでて歩き出した。

「野球って何なんだろな?」

前にとおったみのりが通ってたっていう小学校の前まで来たときになんとなく俺が言った。

「魅力いっぱいなもの。かな?」

みのりがグランドを見ながら答えた。
コイツ…ほんとに野球好きなんだな…。

「俺にとってもそうなんだよ。」

「うん。」

俺を見るみのり。

「けど、あんま好きじゃなくなったって勘違いしてたみたいだな。俺。」

「うん。」

みのりは相変わらず俺を見てる。

「やっぱ好きだし、はやくAチーム入ってプレーしたいし。今のほうが…のびのびやれるかも?って。」

「うん。」

みのりが俺を見てにこっと笑った。
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