俺のことずっと好きでいろよ
「今の琉希くんはめちゃくちゃ毎日充実してるって顔してるから…いいなって思う。」

「いいなって何?」

「だから…かっこいいなって…」

また赤くなってうつむく。

「じゃぁさ。ずっと好きでいろよ。俺のこと。」

「え?」

みのりが俺を不思議そうな顔で見た。

「絶対俺を好きじゃなくなるな。いつか俺に好きだって言わせて見せろよ。」

「え?」

何秒か…みのりが俺を見つめていた。

そして、俺を見てはにかんで笑った。

「言わせたい…けど…自信はないです…」

そして、まじめな顔をしていった。

「けど、がんばる!」

みのりは小さくガッツポーズし、俺は笑って、そのままみのりの家の近くの曲がり角まで送った。
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