俺のことずっと好きでいろよ


「で?なにすんの?今日は。」

にこっとキラースマイルでわたしの顔を覗き込んだ。

「だから…何していやしてくれんの?」

「え?何…って言われても…」

全然何も考えてなかった…

ただ、会えたらうれしいってそればっかり思ってました。
ひたすら、琉希くんのイケメン顔近くで拝みたいって…
なんなら琉希くんにいじわる言われるのも楽しみだったりしてました…

なんて言えず…


「一緒に散歩する!」

「は?」

そんな突拍子もないこと言ってみてあきれられるわたし。

「散歩ね…行く?」

意外と乗ってきてくれて、ちょっとびっくりしながらもうれしかったりするわたし。

「いいの?」

「だって、ここずっといても仕方ねーし。この辺案内しろよ。」

「うん。」

そしてファストフードを出て、駅の反対側を歩いてみた。

そっちには川があって、河原の遊歩道でも歩いてみようかなって…。
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