俺のことずっと好きでいろよ
「ね、そろそろ行く?」

「うん。そだな。どうすんの?青山さんは?」

今日で学校は終わり。
テストも全部帰ってきたし、みんな赤点なくて、ほっとして休み迎えられる。

それに…
この2人、なんかいい雰囲気で…

「うん。帰る。」

「じゃ、行こうぜ。」

3人で屋上を出た。

「あーあ。明日から何しよっかな。」

思わずもれた言葉。

野球見に行くわけにもいかない。
お父さんもいるし、琉希くんにも何しに来てる?って言われるに違いない。

「海でも行く?」

「え?」

「行く!」

麻里が即答してる…

「わたしは…」

遠慮しとくって言おうとしたとこだったんだけど…

「青山さんもさ。ぱっと行こうよ。俺、中学んときの友達呼ぶし。」

「え?けど…」

「いいんだよ。たまには琉希離れてさ。アイツのOFFには重ならないようにすっからさ。」

「そ。みのり行かなきゃ恨む。わたし1人で行くわけに行かないもん。」

「……」

まじで…
いや…

「ねっ。みのり。」

「う…うん。」
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