俺のことずっと好きでいろよ
んで…次の日がOFFで…久々に琉希くんの家に行った。

「おまえ、なんか焼けてねー?」

あ、やっぱり?日焼け止めかなり塗ったけど…焼けるよね…

「それは昨日…海に…」

「は?」

琉希くんの顔がかわる。眉根が目による…

わたしはやっぱり後悔の嵐に襲われた。

「ごめんなさい…」

「なんで謝んの?おまえが行きたかったんだろ?」

琉希くんは冷蔵庫からスポドリを取り出してグラスに注いだ。

「行きたくなかった。」

「は?支離滅裂なこと言ってんじゃん。」

プイッと横を向きながらスポドリを飲み干した。 

やっぱり怒ってる…

「仲上くんがね、行こうって言い出して…」

「は?慎太郎?」

「うん。で、麻里がわたし1人で行かすのかって言うもんだから…どうしようもなくて…」

「ふん…」

そのままプイッと横向いたままでキッチンの冷蔵庫前でしばらく佇んでて…わたしはその前で…うなだれて下向いたまま…だ。

「で?水着になったの?」

「え?なってない…」

ブンブンと頭を振るわたし。
相変わらず横向いたままの琉希くん。

「もったいねーな。水着。」

「え?」

「新しく買ったんだろ?どうせ。」

「うん。」

「じゃ。使わねーとな。」

「って?」

意味が分からなくて首傾げるわたし。
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